不倫慰謝料
不倫慰謝料請求を自分で対応した場合のメリット・デメリット
1 不倫慰謝料請求は自分で対応できるか

「できるだけ費用をかけたくない」、「弁護士に依頼すると大事になりそう」といった理由から、ご自身で不倫慰謝料請求の対応をしようとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げると、弁護士に依頼せずにご自身で、不貞相手に慰謝料を請求したり、慰謝料を請求された場合に対応することは可能です。
ただ、ご自身で対応する場合はリスクもありますので、ご自身で対応することのメリット、デメリットを比較衡量したうえで、ご自身で進めていくのかどうかを決めていただくのがよいでしょう。
2 自分で対応した場合のメリット
⑴ 弁護士費用がかからない
慰謝料請求をご自身で対応した場合の最大のメリットは、弁護士の費用がかからない点にあるといえるでしょう。
弁護士に対応を依頼すると、着手金や報酬金といった費用がかかります。
そのため、慰謝料を請求する側の場合は、慰謝料を払ってもらっても手取りが減ってしまったり、慰謝料額が低いと大半が弁護士費用でなくなってしまうおそれもあります。
慰謝料を請求されている側の場合も、相手方に支払う慰謝料に加えて弁護士に支払う費用もあるため、お金の工面が大変になることがありえます。
ご自身で対応すれば弁護士の費用はかかりませんので、その分金銭的なメリットがあるといえます。
⑵ 早期に解決する可能性がある
慰謝料を請求する側の場合で、すでに相手方が不貞行為を認め、慰謝料の支払いに応じると言っている場合は、ご自身で対応した方が早く解決する可能性もあります。
また、慰謝料を請求された側で、不貞行為を素直に認め、請求された慰謝料額の支払いにそのまま応じるつもりでしたら、弁護士に依頼して減額交渉等を行うよりも、早く解決できる可能性が高いでしょう。
3 自分で対応した場合のデメリット
⑴ 示談交渉がうまく進まない可能性
慰謝料を請求する側で、ご自身で対応した場合、弁護士を通じて請求する場合よりも相手に請求を無視される可能性が高くなります。
また、相手に対する怒りから感情的になってしまい、交渉がうまく進まなくなってしまうかもしれません。
慰謝料を請求された側の場合は、慎重に対応する必要があるところ、対応を間違えると相手方をさらに怒らせてしまい、交渉がうまく進まなくなるリスクがあります。
交渉がうまく進まないと、解決までに時間がかかるだけでなく、精神的な負担も増えてしまいます。
⑵ 不利な条件で示談してしまう可能性
慰謝料を請求する側でも、請求された側でも、ご自身で対応する場合は、金額が適切なのかどうかや、示談にあたり慰謝料以外にどのような条件を盛り込むのか等につき、ご自身で判断しなければなりません。
十分な知識がないと、相場からかけ離れた慰謝料額で示談をしてしまったり、ご自身にとって非常に不利な条件で示談をしてしまう可能性があります。
特に、相手方に弁護士がついている場合は、対等に交渉するのは困難を伴うことが少なくないでしょう。
⑶ 後々のトラブルを防止できない可能性
慰謝料を請求する側でも、請求された側でも、対応にあたって相手方に対して不適切な言動をしてしまうと、それが別のトラブルを生んでしまうかもしれません。
また、示談ができた場合、示談書を作成するにあたっては、法的に有効で適切な示談書を作成する必要がありますが、知識不足で適切な示談書を作成できなかった場合、後々のトラブルを防止できないリスクがあります。
























